皮膚がん検診
地域住民を対象とした皮膚がん検診
当科では2005年11月から富田林市を中心に南河内地区の地域住民を対象とした“皮膚がん検診”をはじめました。
検診日は毎月第3週の水曜日とし、視診・触診ならびにダーモスコピー観察で気になる病変を見せていただきました。
検診結果は以下の3段階で判定しました。
①皮膚がんではありません。時々、色や大きさを観察しておいて下さい。
②皮膚がんの可能性があります。専門の医療機関を受診して精密検査(皮膚の生検)を受けることをお勧めします。 ③おそらく皮膚がんです。専門の医療機関で治療を受けて下さい。
①皮膚がんではありません。時々、色や大きさを観察しておいて下さい。
②皮膚がんの可能性があります。専門の医療機関を受診して精密検査(皮膚の生検)を受けることをお勧めします。 ③おそらく皮膚がんです。専門の医療機関で治療を受けて下さい。
2005年11月から2024年3月までの約18年間に219回の皮膚がん検診(月1回)を行いました。受診者数は2,233人で、男性780名(34.9%)、女性1453名(65.1%)でした。平均年齢は51.9歳で、特に女性の高齢者が多くみられました。
判定①は1,916名、判定②が304名、判定③が13名でした。判定②の304名のうち、199名が当院で精密検査を行い、42名が皮膚がんでした。
最終的に2,233名の受診者から55名(2.46%)の皮膚がんを発見できました。