院長あいさつ

地域の医療機関として信頼していただける病院を目指す

この度、宮崎 俊一病院長のあとを受け、令和7年4月1日付けで大阪府済生会富田林病院の病院長を拝命いたしました。大変光栄に存じますとともに、その重責に身の引き締まる思いでございます。小生は、臨床では呼吸器内科、アレルギー内科を専門にし、これまで近畿大学病院呼吸器・アレルギー内科、総合医学教育研修センター、睡眠センター等で臨床、研究、教育に携わっておりました。これまでの経験を基に、地域住民の皆様のお役に立てる医療を実践してまいる所存です。どうぞ宜しくお願い致します。

当院は昭和52年10月に大阪府、富田林市、富田林医師会、済生会の協力のもと開院いたしました。平成30年には開設者が富田林市から済生会へ移管され、令和3年の新病院グランドオープンから2年が経過しようとしています。

当院は開院以来48年間、“私たちは常に研鑚し、医療・保健・福祉活動において地域の皆様から安心と信頼を得る病院を目指す”を理念とし、地域医療に邁進してまいりました。また、住民の方々にとっての病院であることはもちろんのこと、6市2町1村からなる南河内医療圏における中核病院であることから、救急医療、小児科・産科医療、大規模災害対応等の提供を行うことも必要です。そのためには高度かつ総合的な診療機能をもち、日々変化する医療ニーズに迅速に対応することが必須であると考えております。少子高齢化という時代の流れは加速し,日本は世界でも経験のない超高齢社会を迎える中、この地域における医療を守るため、近隣の基幹医療施設である近畿大学病院とこれまで以上に密接な連携を図り、地域住民の皆様にとって最善の医療提供を行ってまいる所存です。

当院は、隣接する特別養護老人ホーム「富美ヶ丘荘」、富田林訪問看護ステーション、居宅介護事業などからなる“大阪府済生会富田林医療福祉センター”の核となる医療機関であり、富田林市老人保健施設「けあぱる」とも連携しています。このように、済生会では地域の医療・福祉の両輪を担う医療と介護を切れ目なく連携しています。地域住民の皆様とともに歩み、選んでいただける病院を目指し、職員一同信頼と協調、人の和を築けるよう、地域により良いサービスを提供できる医療機関となるべく、日々研鑚してまいります。

何卒宜しくお願い申し上げます。

病院長

岩永 賢司